壮大なるプロジェクト みそ作り編
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好奇心 全開!! 大豆のふしぎを体験中・・・みそ作り後編
「大豆からできるもの なにがある?」からはじまった味噌作り、初めての体験で子ども達の胸は膨らみます。
毎日毎日「まだたべられないの?」「できたぁ」と出来上がりを待ちどおしむ声ばかり・・・
やっとその日を向かえ、子ども達は大興奮! さて、お味のほどは・・・
平成27年2月20日
保育園でいつも飲んでいる味噌と、みんなの作った味噌を飲み比べてみました
まずは・・見た目の判断
どちらがみんなの手作り??? 色の濃い味噌を指す子が多く、その理由を聞くと・・・
「味噌をひっくり返したときと同じ色だから」 「いつも飲んでる味噌汁と違う色だから」 「つぶつぶが入っているから」 と、記憶力のすごさに驚きました。 |
さて次は・・飲んで判断
「ちょっと濃い味がする」 「いつものお味噌汁の味だぁ~おいしいね」 食べ慣れることが好みになることを実感。 |
(一人の声から始まった挑戦)「色の濃いのと薄いのを合わせてみたらどんなかな?」
この新たな発想にみんなが賛成。
合わせてみると・・
「うん!おいしい~」自分たちの発想が成功した瞬間でした。
みんなの作った味噌は・・・ 色の濃いほうです。 と、言うと「当たったー!」と大歓声!! 「中にあるつぶつぶなんだと思う?」 しばらく考えて「大豆?!」 |
中には、「一所懸命つぶしたのに残っちゃったね~」と残念そうにつぶやく声も聞かれましたが、食べてみると「甘くておいしいよ」と、うれしそうでした。
平成27年2月21日
おやつ・・・五平餅に手作り味噌をつけて食べる
ごはんと味噌だれを別々に作り、自分たちの好みの量をつけて食べました。
ごはんの端から端までびっしりつける子 ごはんが見えるくらい薄く塗る子 塗り方はそれぞれでしたが・・・ お味のほうは、全員一致! 「おいし~い」の一言。 |
テーブルの味噌だれの容器が、「洗ってくれた?」と勘違いするほどきれいになって給食室に戻ってきました。
そして・・・
餅つきの時、豚汁に使い『福寿会(老人会)』の方々から「おいしいねぇ~」と言われ、満足顔の子ども達。給食の味噌汁にも使って5歳児の手作り”みそ”は終了です。
味噌作りを通して体験したことが園目標の旺盛な好奇心(心豊か)と、やりたい、やってみよう、と思う意欲的な子どもであり続けることを願います。
好奇心 全開!! 大豆のふしぎを体験中・・・みそ作り前編
「和食」がユネスコ世界無形文化遺産に登録されてから、子ども達と和食に触れる機会を増やしています。その中のひとつ、「大豆からできるもの、なにがあるの?」の声からはじまり、本当に大豆から味噌ができるのかを実際に体験してみました。
平成26年3月3日 みそ作りの下準備・・・給食室にて
一晩(12時間以上)水につけて二倍にふくれた大豆を、大きな鍋でやわらかくなるまで茹でました。 |
平成26年3月4日 いよいよ みそ作りに挑戦
茹で上がった大豆のにおい・形・色をじっくりと観察。 「これがおみそになるのかなぁ?!」とみんな半信半疑でした。 |
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みんなで大豆をつぶしました。つぶし方はいろいろで、たたく・にぎる・体重をのせるなど、子供たちの個性がひかります。 | |
つぶした大豆にこうじと塩を加え、丸めてみそ玉にしました。 手のひらからポロポロ落ちてしまいそうな程大きなみそ玉を、「むずかしいね~」「これでいいの?」と一人ひとりがどうしたら上手にできるかを考えながら、なれない手つきで真剣に丸めていました。 | |
「空気が入らないようにいれようね」を合言葉に、作ったみそ玉を容器に投げ入れます。 「早くやりた~い!どうやってやるの?」と子ども達はやる気満々。 すべての工程をやり遂げると「早く食べたいね」「いつ食べるの?」と思いは既に食べることでいっぱいです。 |
平成26年6月11日 風味を増す作業「天地返し」
3ヶ月ねかせたおみそ。容器の中には「たまり醤油」も上がり、順調に発酵が進んでいます。今度は上下をひっくり返す作業(天地返し)です。ここでちょこっとお味見も・・・
まだ仕上がり途中のみそを見て、「茶色になってる!」「みそのにおいだね」「まだつぶつぶがある」「やわらかそうだね」「ごはんが食べたくなるにおいだね」など、五感で大豆の変化を感じる瞬間でした。 | |
途中経過の味見ターイム!! 感想は「ちょっとしょっぱいね」「みその味だね」「もっと食べたい!」などなど 今日の味、みんな覚えていられるかなぁ~ 出来上がりは、もっとおいしいからね |
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無事に上下をひっくり返し・・・ 最後に大きな声でおまじない 「おいしくな~れ!」 出来上がりを楽しみにしている子ども達です。 |
夏の間、涼しい場所に置いて熟成させます(期間は6ヶ月~1年)。